睡眠相談|ほんわか心のクリニック|堺市南区光明池駅徒歩2分の心療内科・精神科・児童精神科

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睡眠相談

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睡眠相談

睡眠障害とは睡眠に何らかの問題がある状態をいい、最も多いとされているのが不眠症です。入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟睡障害により、必要な睡眠時間が十分に取れず、睡眠の質が低下することで日中の疲労、集中力の低下、不調、気分変調などが起こり、日常生活に支障をきたします。
まずは、生活習慣や睡眠環境を整えることが大切です。起床・就寝時刻を一定にして生活リズムを整えます。日中は適度に活動的に過ごし、寝る前のカフェイン、喫煙、アルコールは控えます。ぬるめのお風呂で身体を温めることも効果的です。就寝する部屋は快適な温度と湿度を保ち、できるだけ外の音は遮断して照明も適度に暗くしましょう。
生活習慣や環境を整えても改善しない場合には、睡眠薬などの薬物治療が検討されます。


 

不眠症

加齢ともに不眠症状を呈する割合は増えていきます。寝つきが悪い「入眠困難」、途中で目が覚める「中途覚醒」、朝早くに目が覚める「早朝覚醒」、熟睡感が得られない「熟眠障害」などがあります。また、不眠症の背景にうつ病などの精神疾患がないかということです。精神科の様々な疾患は、睡眠の症状が出現することが多く「眠れない」など睡眠の問題が一番大きな困りごととなる場合もあります。


 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群では、大きないびきとともに睡眠中に何度も呼吸が止まることが特徴です。睡眠中に低酸素状態となり、それが毎晩年単位で起きれば、心血管系疾患や生活習慣病と関連してきます。睡眠の質の低下のために、日中の強い眠気や倦怠感、起床時の頭重感などが現れ日常生活に支障をきたすこともあります。治療により症状の著明な改善を認めることがあり、早期発見・早期治療が勧められます。


 

睡眠覚醒リズム障害

睡眠覚醒リズム障害では、体内時計の調整がうまくいかず、外界の24時間周期とのずれが調整できなくなることが特徴です。遅寝遅起きとなる「睡眠相後退障害」、早寝早起きとなる「睡眠相前進障害」、寝る起きる時間が毎日30〜60分ずつ遅くなっていく「非24時間睡眠覚醒リズム障害」、1日の中で不規則に睡眠・覚醒が出てくる「不規則睡眠覚醒リズム障害」などがあります。


 

ナルコレプシー

ナルコレプシーでは、十分な睡眠をとっているにもかかわらず、日中に強い眠気が出現し、居眠りを繰り返すことが特徴です。感情が高まって笑う・怒るなどした時に脱力が生じる「情動脱力発作」、目が覚めても体を動かせない(いわゆる金縛り)「睡眠麻痺」、寝入りばなに鮮明な夢のような幻覚をみる「入眠時幻覚」などの症状もみられます。睡眠検査が可能な病院と連携し、診断を確定します。


 

レム睡眠行動障害

レム睡眠行動障害では、筋弛緩の欠如によりレム睡眠中に夢に関連して動いてしまうことが特徴です。主に高齢者にみられる疾患で、レビー小体型認知症との関連が知られています。睡眠検査が可能な病院と連携し、診断を確定します。


 

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)

むずむず脚症候群では、脚に「気持ちの悪い感覚」(違和感)が夕方や夜などじっとしているときに症状が現れることが特徴です。週に3回以上、「眠れない」、「寝つきが悪い」という日があり、そのとき脚の「違和感」も感じるようでしたら、検査をお勧めします。ドパミンの機能障害や鉄が関与していると考えられています。